クルマdeぐるり関東

かまぼこ博物館/鈴廣かまぼこの里

 
メインPhoto

どんなところ?

神奈川県・小田原市を代表する名産で、お土産の定番でもある「かまぼこ」。誰もが一度は口にしたことのある超ポピュラーな食べ物ですが、どんな魚からできていて、どんな方法で作られているのか意外と知らないという人も多いのでは?
創業150年を超えるかまぼこの老舗、鈴廣かまぼこが運営する『鈴廣かまぼこの里』では、そんなかまぼこの歴史や製法を楽しみながら学んだり様々なレシピで味わったり、心ゆくまでお買い物したりできるんです! 鈴廣蒲鉾の本店を始め、かまぼこ作りを体験したり素材や栄養について楽しく学べる『かまぼこ博物館』や、ショッピングやイートインなどを楽しめる『鈴なり市場』、かまぼこをはじめとした料理を楽しめる『千世倭樓』、『えれんなごっそ』など様々な施設があります。
小さなお子様から大人まで、親子三世代で楽しめるかまぼこのテーマパークです!

自分でかまぼこを作ってみよう! 手作り体験教室を開催!!

『かまぼこ博物館』へ来たら、ぜひ挑戦していただきたいのがこの「かまぼこ・ちくわ手づくり体験教室(税別1500円/1人・要予約)」! かまぼこ職人による実演指導のもと、かまぼことちくわを手作りすることができちゃうスペシャルな体験教室なんです。(水曜日はちくわのみ)
職人さんの様子を見ているとなんだか簡単そうに見えるのですが、これがとっても難しい! 綺麗な形のかまぼこを作る難しさをぜひ自分の手で体験してみて! 実際にやってみることで、よりかまぼこについて深く知れる上に、お店で売っているものとは一味違った美味しさですよ。
image

材料や道具、エプロンや帽子など体験で必要なものはすべて揃っています。手ぶらで気軽に参加できるのが嬉しいですよね。

image

まずは職人さんのお手本を見学。あっと言う間に扇型のかまぼこが完成、凹凸のない滑らかなフォルムに拍手喝采です!

image

かまぼこ作りに使われる”板つけ包丁”は刃が無いのでお子様でも安心。まずはすり身を叩いては伸ばし、空気を抜きながら粘り気を出していきます。

image

練り上げた身を板につけていきます。気泡が入らないようにするには熟練した技が必要になる、とても難しい工程。付け方で弾力に違いが出てしまうんです。

image

小田原のかまぼこは「蒸し」で仕上げます。わずか1度、1分の違いで大きく味や食感が変わってしまうので、ここでも高度な技術が必要とされます。

image

ちくわ作りはお子様でも超簡単! 手つけ包丁を使ってもできますが、手だけでも作れちゃうんです。すり身を練ったら、手を水でたっぷり濡らします。

image

濡らすことで手に水の膜ができるので、すり身が手に付かないんです! 乾かぬうちに、竹串にすり身をつけて、好きな形に整えていきましょう。

image

20分ほど焼いて、こんがり焼き色が付いたら完成です。その場で待てばでき立てを受け取れるので、焼き立てアツアツのちくわを味わうことができますよ!

もっとかまぼこに詳しく&好きになる『かまぼこ博物館』

こちらの『かまぼこ博物館』では、かまぼこがどうやって作られているのか? その製造方法や原材料・栄養など、かまぼこに関するあらゆる知識を学ぶことができます。1階では先にご紹介した手作り体験を始め、歴史を学んだり職人たちのかまぼこ作りの技を見たりすることができます。2階はかまぼこ板のアートを展示する「かまぼこ板絵ギャラリー」、そして3階はかまぼこの不思議を科学的に学ぶフロアとなっています。
楽しく遊びながら学べる仕掛けが随所に散りばめられていますので、ぜひすべて見て回ってみてくださいね。
image

ガラス越しに職人たちがかまぼこを作る様子を見学できます。かまぼこ作り体験の前に立ち寄って予習してみては?

image

かまぼこ職人は「水産練り製品製造技能士」という国家資格を持っています。1級を取るには約15年もの修行が必要なのだそう。

image

こちらは文献に乗っている最古のかまぼこを再現したもの。右下にある、一見ちくわのような物が当時のかまぼこなんです。

image

面白い仕掛けで遊びながらかまぼこの豆知識が学べます。これは、かまぼこの着色に使われる天然食材を紹介しています。

image

2階は「かまぼこ板絵ギャラリー」。かまぼこの板を使った「かまぼこ板絵国際コンクール 小さな美術館」の入賞作品を展示。

image

招待作家のかまぼこ板作品も展示されています。マンガ家やタレントなど、様々な人の作品がありますのでぜひチェックを!

image

3階では、かまぼこはなぜ白いの? なぜ弾力があるの? など、かまぼこの不思議を科学的な視点から学ぶことができます。

image

明治時代末期頃までは、魚肉は石臼と杵を使って人力ですり潰していました。これはその工程を疑似体験できる機械です!

かまぼこだけじゃない!? 『鈴なり市場』でおみやげ選び!

鈴廣商品の品揃えナンバー1! 板かまぼこはもちろん、揚げかまぼこに焼きかまぼこまでバラエティに富んだラインナップ。お土産にはもちろん、今日の献立にもぜひ! 『かまぼこバー』ではワンコインで食べ比べができるので、迷ったときはぜひ試してみてください。他にも、かまぼこの製造過程で出る魚のアラから作られた肥料を活用した畑で栽培されたフルーツを使った『汐風の果樹園』のスイーツや、かまぼこのお供にぴったりな足柄茶や地ビール、ワインなども販売。 かまぼこだけでなく、すべての食を網羅するショッピングエリアです!
image

お土産人気ナンバーワンは「謹上蒲鉾 紅白」(税込2376円)。魚の味が活かされているので、オリーブオイルをさっとひとかけしていただくのがオススメ。

image

食べやすい一口サイズのかまぼこ「ぷちかま」(税込756円)は、個包装なので帰りの車中でのおやつにもピッタリ。チーズと明太マヨがあり、お酒の肴にも◎。

image

一口珍味・「海山のおーどぶる」シリーズは全6種類(各税込702円)。「グランシェフ いちじく&チーズ」は種の食感がアクセントになったワインが進む一品。

かまぼことおそばは最高の組み合わせ! 『そば美蔵』

『鈴廣かまぼこの里』にある4つの店舗が入ったお食事処が『千世倭樓(ちょうわろう)』。書院造りの優美な母屋と、合掌造りの離れ、総漆塗りの土蔵からなり、母屋と土蔵は国の登録文化財です。
今回ご紹介するのは、その土蔵の中にある『そば美蔵』。北海道産のそば粉を石臼で丁寧に挽き、かまぼこ作りに欠かせない名水“箱根百年水”で打った自家製のおそばをいただけます。そば屋の定番“板わさ”と共にいただくのが通な食べ方。かまぼこ屋ならではの「かき揚げそば」もぜひ楽しんでみて下さい!
image

サクサクの衣ともちもちのかまぼこの食感が楽しい「かまぼこかき揚げ」(税込1650円)。おそばは温かいものと冷たいもの、どちらか選べます。

image

超特選蒲鉾「古今」が、税込990円とリーズナブルなお値段でいただけます。魚の風味と弾力を1番に味わうには、何も付けないのがベストですよ!

image

食後には「そばがき汁粉」(税込605円)はいかが? そば屋ならではの甘味で体がポカポカに温まります。

箱根登山鉄道の車内でティータイムを楽しめる『えれんなごっそ CAFÉ107』

箱根登山鉄道の引退車両「モハ1形107号」を迎え、9月にグランドオープン。眺めたり写真撮影したりはもちろん、車両の中に入ることもできるので、大正・昭和・平成・令和と4つの時代を走り抜いた車両の歴史を感じてみましょう。カフェではここでしか味わうことのできない「登山電車ケーキ」や「かまぼこピンチョス」、鈴廣オリジナルブレンドコーヒーや箱根ビール各種などを販売中。地元の美味しいグルメを味わいながら、和やかでゆったりした時間を過ごしてみては?
image

電車内は飲食スペースとしても利用可能。運行していた時と内装はほぼ同じなので、まるで列車旅行をしているかのような気分が味わえます。

image

「かまぼこピンチョス」(税込500円)は、列車番号からちなんだ107種類が用意され、日替わりで3種類をセットにしていただくことができます。

image

ラズベリーとマンゴーの2層のムースで列車を再現した「登山電車ケーキ」(税込700円)。チョコでできた線路を走る可愛い見た目はSNS映え必須!

スポット情報

所在地: 神奈川県小田原市風祭245
営業時間: 【かまぼこ博物館】9:00〜17:00
【鈴なり市場】9:00〜18:00
【そば美蔵】9:00〜16:30(ラストオーダー16:00)
【えれんなごっそCAFÉ107】10:00〜17:00(ラストオーダー16:50)
休館日: 1月1日、臨時休業日あり
駐車場: 無料駐車場あり(普通乗用車約300台/バス専用32台)
問い合わせ先: 0465-22-3191(受付時間9:00〜18:00/かまぼこの里)
公式サイト: http://www.kamaboko.com/sato/