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ポリスミュージアム(警察博物館)

 
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どんなところ?

日本の警察に関する情報や、生活の中での事故防止&犯罪予防の知識を発信しているのが、東京・京橋にある「ポリスミュージアム」です。日本の警察組織の設立から現代にいたるまでの、貴重な歴史的資料や歴代装備品の数々が展示されています。機動隊や鑑識、音楽隊といったなかなか目にする機会のない制服も、常時展示されているのが特徴です。今年4月29日のリニューアルオープンを機に、「ポリスミュージアム」の愛称を追加。合わせて展示物の内容も、自転車の運転シミュレーターやタッチパネルを使った犯人の似顔絵作成など、体験型の展示物が大幅に増えて、お子様から大人まで楽しみながら防犯の知識が得られるようになりました。
さらに嬉しいことに、警察の施設ということでグッズの販売以外は入場料を含めてすべてが無料! 隣接する銀座や日本橋へのお出かけコースに組み込めば、より充実した休日を過ごすことができるオススメスポットです。
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ペダルをこいで目的地を目指す「自転車シミュレーター」。コンピュータゲームのように楽しみながら安全運転を学べます。

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日本の警察設立に尽力し初代警視総監の川路利良ゆかりの物品をはじめ、「二・二六事件」など重大事件の資料も展示。

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普段は目にすることのない、警察の装備品も展示しています。なかには刑事ドラマで見たようなアイテムも……。

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キッズコーナーにある顔出しパネルは、制服のほか騎馬隊やレスキュー隊にも変更が可能。休日の大人気コーナーです。

1F ピーポくんグッズと乗り物たち

1階の「ピーポくんホール」には、エントランスのパトカーをはじめ、白バイやヘリコプターといった乗り物の本物が展示されています。また、お子様向けに子供サイズの警察官制服と白バイ隊員の制服を貸し出していますから、パトカーや白バイと一緒にお子様の制服姿を撮影することもできちゃうんです。特に白バイは実際に跨って記念撮影をすることもできますから、お子様だけでなく大人にも人気のスポットとなっています。

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日本の警察で初めて導入されたヘリコプター「はるかぜ」の実物を展示しています。なんと、コクピットに座ることも可能。

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白バイ以前に採用されていた警察のバイクが赤バイ。こちらは展示のみですが、隣の白バイには実際に跨ることができます。

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お子様用の男女の警察官と、白バイ隊員の制服を貸し出し。パトカーや白バイと一緒に、記念撮影をしてはいかが?

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1階の自動販売機では警視庁のシンボルマスコット、ピーポくんのグッズも販売。お値段もお手頃なのが嬉しいですよね。

2F 身近なことから犯罪&事故防止

「人と街をともにまもる」をテーマにした2Fフロアでは、私たち一般市民が事故や犯罪に巻き込まれないようにするポイントを、楽しみながら学ぶことができる展示が特徴。110番通報を体験できるコーナーでは、大人用と子供用の2種類があり、事故を目撃した際に慌てずに要点を伝えることの難しさを実感させられます。防犯ポイントを記したカードゲームでは、家族や友達と点数を競って楽しく防犯について学ぶことができるんです。

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ジオラマで作成された架空の街並みと、その位置から見える光景がタッチパネルに。気になるポイントをタッチすると……。

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犯罪や事故といった危険を示すCG映像が流れ、ポイントを探してタッチするだけで、身近な危険を知ることができます。

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自宅を犯罪から守るためのポイントを、クイズ形式で学べるコーナー。防犯ポイントが書かれたカードを4枚集めて……。

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各カードのバーコードを読み取ってポイントを獲得。総合得点が壁面のメーターに表示され、得点票がプリントされます。

3F 警察官の仕事をバーチャル体験

この3Fは「事件・事故を解決する力」をテーマに、警察官の仕事を疑似的に体験できるフロアになっています。床に残されたタイヤの跡から同じパターンのタイヤを探したり、聞き込みの情報を元に犯人の潜伏先を探したり似顔絵を作成したりと、まさにゲーム感覚で警察の仕事を体験できます。お子様はもちろん、大人もついつい夢中になってしまいますが、1回挑戦したら順番を待っている人と交代するのを忘れないでくださいね。

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容疑者役の人の顔写真を記憶して、続いて映し出された映像の中から本人を探し当てるコーナーでは……。

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初級・中級・上級の3段階に難易度が分かれ、それぞれ変装したり映像の中から探し出したりとかなりの難しさ!

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現場の遺留品から、容疑者の指紋を採取するコーナー。モニターにスキャンされた品を、ブラシではくと指紋が……。

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こちらは交番勤務の警察官を、バーチャル体験できるコーナー。館内に再現された交番内に、様々な来訪者が!?

4F 制服や装備がズラリ!

「首都を守る〜警視庁の今とこれから」と題したこのフロアでは、3種類の映像を見ることができます。それぞれ一人の青年が白バイ隊員になるまでの物語、警察犬とペアを組む鑑識課員のお話、110番通報から容疑者逮捕までに関わる警察官たちを描いたストーリーの3種類。また、警察の各部署で実際に働いている人のインタビュー映像も見ることができ、日々の平和がどのように守られているのかを実感することができます。

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ミニシアターでは、「白バイ隊員」と「警察犬」、「110番通報の仕組み」と3種類のビデオを上映しています。

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警察内の様々な部署、その部署ごとの仕事の内容をパネルや装備品、実際に勤務している警察官へのインタビューで解説。

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現在採用されている、部署ごとの色々な制服がズラリ。子供の頃にあこがれていた制服が、見つかるかもしれませんよ。

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さすがに実物とはいきませんが、ミニカーで各種の警察車両を展示。お子様だけでなく、お父さんも欲しくなってしまいそう。

5F 日本の警察の歴史が一目でわかる

日本の警察の創成期から、現代にいたるまでの歴史を振り返るのが「時代とともに〜警察の歩み」と題した5Fフロア。明治維新直後の貴重な文献から、「二・二六事件」の資料や「あさま山荘事件」で使用された装備品などを、年代ごとに展示。また、平成26年の警視庁創立140周年を機に作成した、「警視庁全職員が選ぶ警視庁140年の十大事件」の上位100件の出来事を収録したタッチパネルなど、つい最近の出来事まで網羅しています。

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「明治・大正」から「昭和」を経て「平成」と、各時代ごとに代表的な事件の資料や実際に使われた装備品を展示しています。

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展示ケースにはタッチパネル式のモニターが設置され、展示物に関連した事件の詳細をチェックできるように。

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警察の新旧階級章や、各都道府県ごとに異なるエンブレムも陳列。ちなみに、埼玉県のエンブレムがどれだかわかりますか?

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明治時代の通信手段として用いられた信号ラッパと、警察ゆかりの行進曲「扶桑歌行進」の楽譜。

スポット情報

所在地: 東京都中央区京橋3-5-1
休館日: 月曜日(祝日の場合は翌日)、
12月28日〜1月4日
開館時間: 9:30〜17:00
TEL: 03-3581-4321(警視庁代表)
公式サイト: http://www.keishicho.metro.tokyo.jp/
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