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ドラマ『陸王』のロケ地:行田市

 
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ドラマ『陸王』とは?

池井戸潤氏の小説を、役所広司さんや山﨑健人さん、竹内涼真さん、寺尾聰さんら魅力的なキャストでドラマ化した『陸王』は、2017年10月〜12月にTBS系列で放送された連続ドラマです。経営不振に陥った老舗足袋(たび)メーカー「こはぜ屋」が、足袋の技術を活かせる“裸足感覚”を追求したランニングシューズを開発する物語。関東地区での瞬間最高視聴率20.5%(ビデオリサーチ調べ)を記録、地域を盛り上げた作品と自治体を顕彰する「第8回ロケーションジャパン大賞」では特別賞(支持率部門)を獲得するなど、この冬一番の話題作です。
放送が始まると、ドラマの中でも登場した「十万石まんじゅう」や「戸塚せんべい」をはじめ、『陸王』関連グッズは大人気! 撮影には行田市が全面的にバックアップしており、市内のロケ地を巡る「聖地巡礼」による観光者の来訪が増加したことで、経済効果は1か月あたり10億円を超えるという報道も出ているほどです。 今回は、そんなドラマ『陸王』で注目のスポットとなった、行田市の名所をご紹介いたします。

●DVD&Blu-ray BOXは3月30日に発売!

陸王 — ディレクターズカット版 —

発売日:2018年3月30日(金)
価 格:Blu-ray BOX 2万8512円(税込)、
    DVD-BOX 2万2572円(税込)
発売元:TBS 発売協力:TBSサービス
販売元:TCエンタテインメント

©池井戸潤「陸王」/TBS

SPOT1:足袋の館(きねや足袋株式会社)

ドラマ『陸王』の撮影に協力をした、地元・行田市の足袋メーカーが「きねや足袋株式会社」さんです。敷地内には行田の足袋づくりを見学・体感できる施設「足袋の館」を併設しており、伝統的な足袋づくりを目にすることができます。また、きねや足袋さんでは、2種類のランニング足袋を製造しており、'18年1月現在、予約が殺到して店頭販売を中止するほどの人気ぶり。機会があればぜひこちらもお試しください。

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ドラマ同様、足袋作りには年季の入った機材がいまもフル稼働しています。巧みに操る職人さんの手さばきも必見です。

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職人さんの使う道具を見るだけでなく、実際に使うところを目にすると、改めて伝統技術の奥深さを感じられます。

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'13年発売のランニング足袋「KINEYA MUTEKI(きねや無敵)」(税込5400円)は、天然ゴムソールの裸足感覚が特徴。

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面ファスナーやクールマックスを採用し、より機能性を高めたランニング足袋の最新モデル「Toe-Bi」(税込1万800円)。

●足袋の館(きねや足袋株式会社)

住所:埼玉県行田市佐間1-28-49
開館時間:9:00〜12:00/13:00〜17:00(月、土、日、祝日を除く)
電話:048-556-6361
見学申込方法:電話またはメールで予約
http://kineyatabi.co.jp/

SPOT2:忍城址

浮き城として有名な行田市のシンボル忍城は、現在公園として整備されています。劇中では役所広司さん演じる宮沢社長が試作品で試走をする場面、象徴的な御三階櫓がバックに映っていたのは覚えている方も多いのでは? また、竹内涼真さん演じる茂木裕人が初登場するのも、この忍城址の中をランニングしている場面でした。劇中の場面を再現したくなるところですが、走って転倒や衝突などのトラブルが起きないようご注意を。

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お堀にかかる「あずま橋」と東門に面した通りは、劇中に何度も登場。後ろに御三階櫓も見える絶好のフォトスポットです。

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鐘楼(しょうろう)の鐘は、なんと高さ約1.5メートルという巨大さ! 大みそかには除夜の鐘として鳴らされています。

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門から入ると裏手に竹林があり、この道を茂木選手をはじめダイワ食品の選手がランニングしていました。

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この石段は、山﨑さんと竹内さんが座った写真をSNSにアップし、フォトスポットとして人気沸騰中なのだそう。

SPOT3:行田市郷土博物館

忍城址の中にあるのが、こちらの行田市郷土博物館。明治以降、行田市の産業基幹となった足袋作りに関連した、貴重な資料が展示されています。また、『のぼうの城』でも有名な忍城とその城下町が、戦国〜江戸時代に発展した様子や、さきたま古墳群から出土した貴重な埴輪や木器なども見ることができます。博物館から御三階櫓へとつながっており、最上階からは行田市街が一望でき、晴れた日には富士山を見ることもできますよ。

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ドラマ第1話の冒頭で、壊れた部品を探して宮沢社長が東奔西走していた「つま縫い用ミシン」も展示されています。

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ずらりと並んだシールの様なものは、行田市内の足袋業者が使っていたラベルです。描かれる人や物に時代の特徴が。

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行田市といえば「埼玉」の由来にもなった「さきたま古墳群」も有名。右手前の旗を指した馬の埴輪は歴史的にも貴重な物。

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忍城は映画『のぼうの城』の舞台としても有名。戦国時代や江戸時代の忍城周辺の様子が伺える資料も展示しています。

●忍城址/行田市郷土博物館

住所:埼玉県行田市本丸17-23
開館時間:9:00〜12:00/13:00〜17:00(月、土、日、祝日を除く)
※入館は16:00まで
入館料:大人200円/高大生100円/小中生50円(団体割引あり)
休館日:休館日:月曜日(祝日・休日は開館)、祝祭日の翌日(土・日は開館)毎月第4金曜日(テーマ展・企画展開催中は開館)、年末年始
駐車場:バス4台、普通車56台、障害者用普通車1台
問い合わせ先:048-554-5911(行田市郷土博物館)
https://www.city.gyoda.lg.jp/15/04/12/meisyo/osizyou/osizyou.html

SPOT4:水城公園

忍城の外堀であった沼を利用して整備さた公園で、こちらもドラマ『陸王』では数多くの場面に使われているスポットです。公園は中央を南北に走る道路に二分されていますが、主に西側がドラマの舞台として使用されています。西沢社長がランニングシューズを研究するため、地面にはいつくばった道や、ランナーの意見を聞いた石橋など、短いながらも印象的な場面をこちらで目にすることができ、ファンなら思わずニヤリとするでしょう。

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園内のいたるところから、ドラマの名場面を連想できます。宮沢社長が試作品を履いて走っていた園内の歩道。

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こちらの石橋は、リサーチのために陸上選手たちから宮沢社長が意見を集めていた場面に使われていた場所です。

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水源の一角が滝になっていて、綺麗な水が流れ込んでいます。水鳥の姿も多く見られ、のんびり過ごすのにぴったり。

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お子様が遊ぶのにピッタリの広い芝生は、竹内涼真さんが撮影前の準備運動する姿をSNSにアップした場所として人気。

●水城公園

住所:埼玉県行田市水城公園1249

SPOT5:十万石水城公園店

宮沢社長が最重要素材シルクレイの特許を持つ飯山(寺尾聰)に会う際、手土産として持って行ったのが「十万石まんじゅう」です。国産つくね芋を毎朝すりおろして作った皮に、十勝産小豆のこしあんの組み合わせは絶妙な美味しさ! 行田市内には水城公園のすぐ隣に十万石水城公園店のほか、行田市駅近くの本店、カインズモールの中にある十万石ベイシア行田持田店があり、埼玉・群馬県内に合計39店舗を展開しています。

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「十万石」を見慣れた埼玉県民には、ある意味新鮮な「陸王」の焼印が入ったおまんじゅう。美味しさは変わりません!

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『陸王』コラボレーション十万石まんじゅうは、'18年2月28日受け渡し分までの予約販売。予約は3日前まで受け付け。

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バターの香るサブレ生地で、こしあんを包んでしっとり焼き上げた和風サブレ「あん小町」。6枚入りで一箱税込864円より。

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店内で、買ったお菓子と共にセルフサービスのコーヒーや麦茶をいただけます。ショートケーキ(税込399円)もオススメ。

●十万石水城公園店

住所:埼玉県行田市天満8-21
電話:048-553-0705
営業時間:9:00〜19:00
定休日:なし
駐車場:普通車10台
http://www.jumangoku.co.jp/

SPOT6:戸塚煎餅店

生一本のしょう油のタレと越後備長炭を使用して、片面づつ返し返し焼き上げる、伝統的な製法にこだわったおせんべいを販売する戸塚煎餅店。創業は昭和4年と約90年の歴史を誇り、名物の「小判煎餅」は同店の代名詞となっています。ドラマの中では「たび煎餅」が、大番頭のゲンさんが銀行に持って行った手土産として登場。『陸王』とのタイアップパッケージは、来秋まで販売予定なので、今からでも問題なく入手できますよ。

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「陸王たび煎餅」は2種類あり、8袋16枚入りが税込1080円、17袋34枚入りが税込2160円となっています。

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しょう油、こしょう、黒ごま、青のり、唐辛子、ザラメの6種類。袋にも「こはぜ屋」や「ダイワ食品」等のロゴが。

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甘辛な味がクセになる「甲斐姫煎餅」(税込76円/1枚)と、食べきりサイズの小判煎餅(税込90円/1袋)もオススメ。

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行田市駅から徒歩7分、『陸王』のロケ地が周辺に多いので、聖地巡礼の際に立ち寄りやすい立地となっています。

●戸塚煎餅店

住所:埼玉県行田市行田11-26
電話番号:048-556-3467
営業時間:10:00〜18:00
定休日:月曜日
http://www.plus-kun.com/totsuka-s/