刀剣博物館

どんなところ?
また、日刀保では日本刀の原料である玉鋼の製造に必要な「たたら操業」を行い、現代の刀匠(刀を作る職人)たちに領布を行っています。写真右下のケラと呼ばれる鉄塊を含め、日本刀の製造技術や道具などの資料も公開しているのも特徴です。
歴史に興味のない人でも、本物の日本刀を目の前にすると、その美しさや迫力に圧倒されますよ。
美しい刀身を間近に見られる展示室
建物3階のほぼ全面を占める展示室では、刀身や拵(こしらえ)と呼ばれる鐔(つば)や鞘(さや)といった装飾品を見ることができます。天井が高く明るさを落とした展示室内は、ゆっくりと落ち着いて美しい日本刀や装飾品を眺めるのに最適。日本刀に詳しくない人でも、エントランスで無料配布している「日本刀の基礎知識」という小冊子に目を通すことで、日本刀の詳細や用語を知ることができますので入館時にいただいておきましょう。
●2018年5月20日まで『第63回 重要刀剣等新指定展』を開催中
各部の名称や作る過程もわかりやすく解説
1階にある情報コーナーでは、日本刀の各部名称や日本刀ができるまでの作業工程を詳細に解説したパネルの展示のほか、日本刀の材料となる玉鋼を生む「たたら製鉄」の様子を収録した映像の上映コーナーが設置されています。大量の炭を燃やし、もうもうと火花の舞い上がるたたら製鉄の映像は迫力満点! このほか、日刀保が所有する拵や、現在の刀剣博物館の場所にあった旧安田邸〜両国公会堂の歴史なども展示しています。
見晴らし抜群の屋上と休憩スペース
展示室のある3階からは、屋上庭園へ出ることもできます。天気の良い日ならすぐ隣にある旧安田庭園をはじめ、見晴らしの良い景色を楽しむことができます。なかなか高いところに出ることのできないエリアですから、こうした眺めを楽しめるのも嬉しいポイント。刀剣には関係のない、隠れスポットです。
硬軟とりまぜたお土産品も見どころ!?
1階にあるミュージアムショップでは、刀剣にまつわる様々なものを販売しています。専門的な書籍はもちろん、様々な鐔が並んだ手ぬぐいや、鐔の形をした木製コースターなど、刀剣にくわしくない人でも「おっ!?」と思うおみやげ品も色々。日刀保が製造した、日本刀の材料である玉鋼も手ごろな価格とサイズで販売しているので、日本刀好きなら見逃せないアイテムですよ!
スポット情報
所在地: | 東京都墨田区横綱1-12-9 |
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TEL: | 03-6284-1000 |
営業時間: | 9:30〜17:00 ※入場は16:30まで |
休館日: | 月曜日(月曜日が祝日の場合開館、翌火曜日休館)、展示替期間、年末年始 |
入館料金【通常展】: | 一般1000円/会員700円/高校生・大学生・専門学校生500円/中学生以下無料 | 入館料金【企画展】: | 企画展ごとによって異なる ※学生は学生証または生徒手帳を提示、障がい者とその介護者1名は無料 |
駐車場: | なし ※近隣に有料駐車場あり |
公式サイト: | https://www.touken.or.jp/museum/ |