

高麗川のほとりにあるおいしいパンが食べられるカフェをご紹介しましょう。カフェ日月堂は、自然豊かな里山に抱かれた土地にひっそりとたたずむベーカリーカフェです。ウッドデッキにあるテラス席の眼下には高麗川の清流が流れ、その奥には奥武蔵の山並みが見えます。オープンは2012年4月で、それ以来おいしいパンやピザ、サンドイッチやカレーなどが食べられると評判で、現在では関東各地からお客様が足を運ぶほどです。お店は国道299号線沿いにあり、近くには曼珠沙華で有名な巾着田が、西に向かうと秩父というエリアですので、ぜひ観光を兼ねて足を運んでみてはいかがでしょうか。
所在地: | 埼玉県日高市高麗本郷729-1 |
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電話番号: | 042-978-6263 |
定休日: | 火曜日、水曜日 |
営業時間: |
平日11:30〜16:30(16:00L.O.)、 土日祝日11:30〜17:00(16:30L.O.) |
駐車場: | あり |
公式サイト: | http://www.cafenichigetsudo.com/ |


カフェ日月堂の看板メニューは、やはり里山の木を使った薪をたき、石窯で焼き上げるパンです。ガスに比べて手間がかかり、どうしても焼き上がるまでに時間もかかる石窯パンですが、自然との融合をコンセプトのひとつに掲げるだけに、オープン以来すべてのパンは石窯で焼き上げられています。また、自慢のパンは、卵や乳製品、砂糖などは不使用。酵母には有機栽培のレーズンを使用した天然酵母を使い、国産の小麦やライ麦の味がしっかりと味わえる仕上がりになっています。
自慢のパンを中心に使ったランチメニューは、石窯焼きのパンを使ったサンドイッチプレート各種と、石窯焼きのピタパンのプレート各種、チキンドライカレー、ボリューム控えめのミニサンドイッチプレートなどがそろいます。今回いただいたのは、ホールウィートブレッドのツナメルトサンドイッチ(1134円)とフムスとベジミートのピタサンド(1134円)。どちらもサラダとサイドディッシュ、ピクルス付きで、見た目以上に食べ応え満点です。メニューは年に数回変更され、その季節ならではのランチが楽しめます。すべてのメニューをコンプリートしたいものですよね。
ドリンクは、コーヒーと紅茶を中心に、各種のジュースやミルク、ビールやワインなどのアルコールも提供されています。取材時は、日月堂コーヒー(497円)をいただきました。香りよくすっきりした味わいのブレンドコーヒーで、ブラジルとボリビア、エチオピア、グアテマラの豆が使われているとのこと。ぜひ食事と一緒に味わってみてくださいね。


カフェ日月堂のもうひとつの魅力が、オーナーと仲間たちで作りあげたという店舗です。現在お店が建つ土地と出会い、ひとめぼれしたオーナーのこだわりのひとつが、自然の素材を作ったお店作り。一部は大工さんの手を借りたりしたものの、大部分はオーナーと仲間たちで手作りで作ったとのこと。杉の巨木の柱や赤松の梁、緑土の土壁などを中心に作り上げられた建物は、木と土の温もりが満ちた空間になりました。木製のテーブルや椅子も、すべて自分たちで作ったもの。木と土の表情を目の当たりにできるお店になっています。食事やドリンクを楽しみながら、木と土の息づかいも楽しんでみてください。