埼玉カフェさんぽ

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2013年9月にオープンしたむすびcaféは、縁結びの神様として知られる川越氷川神社の境内にある結婚式場「氷川会館」内にあるカフェです。もともとは、コーヒーをメインにしたラウンジだったものを一新してカフェとしてオープンしました。テーマはその名の通り「むすび」で、本来の「産霊(むすび)」という言葉が持つ「ものを生み出す、目に見えない力」という意味もあり、人と人、家族や地域、社会を結ぶ場として、あたらしい幸せが育まれる場となるようにという想いが込められています。
お店は週末、平日を問わず、ランチタイムは混み合うほか、週末は全時間帯で混み合います。おすすめは早い時間帯で、9時ぐらいに氷川神社を参拝して、むすびcaféの10時オープンと共に来店するスタイル。人の少ない時間帯の氷川神社の清々しさは、また格別です。ぜひお試しください。

● むすびcafé
所在地: 埼玉県川越市宮下町2-11氷川会館1F
電話番号: 049-226-1260
定休日: 不定休(店休日は公式サイトをご確認ください)
営業時間: 10:00〜17:00(縁むすび風鈴期間・令和元年は7月6日〜9月8日:10:00〜18:00)
駐車場: あり
公式サイト: https://musubicafe.com
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おしゃれな空間が魅力のむすびcaféのメニューは、おいしいランチとスイーツが自慢。季節限定のランチ(七夕ランチなど)や、毎月の「季節のランチ」(税込2500円、ケーキ付き税込2900円)は開催日が決まっていて、完全予約制(1組4名まで、4名以上の予約は要相談)です。開催日やメニュー例などは、公式サイトに掲載されているので、ぜひチェックしてみてくださいね。
旬の素材を活かした「お結び膳」や「おめで鯛茶漬け」、「むすびcaféの特製カレー」(税込1000円、ドリンクセット税込み1350円、ケーキドリンクセット税込1750円)などは、いずれも数量限定ながら、すべての営業日、営業時間内に、提供されるので、気軽に立ち寄って注文できます。ケーキ類は、基本的にイートインのみですが、要予約のバースデーケーキや焼き菓子、むすびロールのホールはテイクアウト可能です。ぜひお試しください。

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「お結び膳」(税込1000円、ドリンクセット税込1350円、ケーキドリンクセット税込1750円)には、小鉢3種がつきます。

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お結びは2種類。お米の味をしっかり味わえる塩結びと出汁の香りがたまらない鯛結びです。香の物には、山芋とニンジンを結んだものが用意されます。

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「おめで鯛茶漬け」(税込1000円、ドリンクセット税込1350円、ケーキドリンクセット税込1750円)は、鯛ご飯と鯛の昆布締め、鯛出汁が楽しめる逸品。

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香の物の器の下には、鯛の昆布締めが。ふんわりやわらかな身に加えて、歯触りと香りが楽しい揚げた昆布も添えられています。

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昆布締めと香の物、わさびを乗せて、鯛出汁をかけていただきます。滋味深い味わいと、やわらかな香りを存分に楽しめます。

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季節限定のケーキをはじめ、魅力的なスイーツがそろいます。スイーツは全品税込500円。ドリンクがセットになったケーキセットは税込1000円です。

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人気の「花簪 〜はなかんざし〜」は、ベリーのムースとゼリーをホワイトチョコムースで包んだケーキ。チョコのお花とマカロンがあしらわれ、なんとも華やか。

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「むし焼きチーズ」は、3種類のチーズが贅沢に使われたチーズケーキです。それぞれの味わいの違いと、ブルーベリーの香りと酸味が楽しめます。

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「水わらび餅」は、暑い季節にぴったりの涼を感じさせるスイーツ。新鮮な果実がごろごろと入っていて、果汁感満点! ぷるぷるの食感が絶品のわらび餅も楽しめます。

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「彩り風鈴」は、川越氷川神社ならではの夏季限定スイーツ。風鈴に見立てたガラスの器にムースと果肉、ゼリーが層をなしています。白い蓋に見えるのは、ホワイトチョコレートのプレートです。

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おしゃれでスタイリッシュな空間も、むすびcaféの魅力のひとつです。木のぬくもりと柔らかな光が満ち満ちた空間を生み出したのは、家具デザイナーの小泉誠氏とグラフィックデザイナーの山口信博氏。小泉氏が内装を、デザイン全体の監修を山口氏が手がけました。もちろん、ただおしゃれにしつらえただけでなく、日本の年中行事や伝統文化からの引用がなされています。また、氷川神社由来の素材も使われていて、入り口のトビラの取手には、嵐で倒れた神社のご神木が使われ、出入りの際にご神木に触れられる計らいが。また、座卓には神社の大鳥居と同じ材木が使われています。細部にまで心が配られた空間は、なんともいえない落ち着く空間になっていますので、ぜひ立ち寄ってその居心地のよさを体感してみてください。

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長いテーブルと一帯となった、小上がりも用意されています。テーブルの上には、吹きガラスの照明を配置。優美な形をぜひお楽しみください。

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清々しい明るさを放つテーブルに組み合わされるのは、県内の星亀椅子工房の手による椅子。座面の緑色は、鎮守の杜の木をイメージしたものです。

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取材日は、縁むすび風鈴期間ということもあり、店内入り口に風鈴が飾られていました。こちらもぜひチェックしてみてくださいね。

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店内の装飾も魅力です。風鈴とお花をあしらった壁面のディスプレイが、一際目を引きます。

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白壁と木の風合いを基調とした店内に、お花は彩りを加えます。ぜひ間近でご覧ください。

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結びの研究家・関根みゆきさん監修の「まもり結び」。月ごとの年中行事を表現した「結び」となっています。

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むすびcaféには、氷川神社のオリジナルグッズや地元の作家さんの手による作品も数多く用意されています。店内の物販コーナーには、愛らしいデザインの小物や贈り物やお土産に最適なものまで、数多く展示販売されています。ぜひお手にとって、質感などを試してみてください。写真で掲載したもの以外にも数多くの品が用意されているので、ぜひ公式サイトもチェックしてくださいね。

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カフェの入り口には、各種グッズのコーナーが。お土産や贈り物にぜひご利用ください。

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オリジナルグッズはもちろん、作家さんの手による作品も数多く用意されています。

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川越の陶芸家・石川覚子さんの手による豆皿。ひとつひとつ丁寧に作られ、描かれます。

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豆皿の裏にも絵柄が描かれています。ぜひ、手に取って愛らしい絵柄をご覧ください。

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オリジナルの手ぬぐいも用意されています。いずれも涼やかで愛らしい絵柄となっています。

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オリジナルのハーブティー「縁むすび風鈴 恋色ハーブティー」も3種用意されています。どれにするか迷ったら、ぜひ全種どうぞ。

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3種のハーブティーは、それぞれ味わいも効能も違います。カップで楽しめるように、三角テトラのティーバック仕様になっています。

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境内にある八坂神社の例大祭は「天王様」と呼ばれ、暑い夏を元気に過ごすことを祈るお祭り。そこで人気の天狗さんのお面とブローチが用意されています。

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夏季限定の「縁むすび風鈴水」(税込300円)。風鈴をもしたペットボトルには、川越氷川神社オリジナルのパッケージが。好みの絵柄を選びましょう。おひとり様6個までの限定です。

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陶芸作家・石川覚子さんの手による「戌の人形」。大小のサイズが用意されていて、それぞれ角度によっていろいろな表情を見せてくれます。

川越氷川神社の夏の風物詩「縁むすび風鈴」

むすびcaféのある川越氷川神社には、年間を通していくつもの年中行事があります。なかでも賑わうのが、夏季の「縁むすび風鈴」です。令和元年の開催期間は、7月6日〜9月8日までで、境内には2000個以上の江戸風鈴が飾られ、願いごとを書いた短冊をかけることができます。恋愛はもちろん、家族や友人、仕事などあらゆる「むすび」への期待を込めて、参拝してみてはいかがでしょうか? 特に朝と夜の雰囲気は格別です。ぜひお出かけしてみてはいかがでしょうか?